港区の子ども家庭総合支援センターの設置が注目されています。
説明会が12月14日と15日に開催され、私は二日間参加ました。
説明会はマスコミにも公開され、二日間とも100人をこえる方が出席しました。
私は議会の中でも東京都から児童相談所を区に早期に移管するべきだという質問を重ねてきました。
児童相談所の区内設置は必要です。
港区は子どもの出生数が増えていますし、児童虐待が増加傾向にあり、子どもに関する相談も増えています。
港区に児童相談所ができることは、今まで戸山まで行っていた相談も区内でできることになります。
虐待に対しての一時保護も素早く対応できるようになります。
虐待は絶対あってはならないこと、すべての子どもたちが幸せだと思える社会をつくっていかなければならないと思っています。
事情があって一時的に親と暮らせない一時保護所も児童相談所内に設置されます。
DVなどで緊急一時保護された母子生活支援施設も併設します。
多くの方々に施設の意味を理解していただき、計画通りに施設が設置できればと思います。
説明会では、はじめに、学習会「地域子育て支援と児童相談所設置の意義」、施設の設置目的等の説明があり、質疑応答が45分間ありました。
出席者から多くの質問がでて、はじめは1問一答でしたが、終了時間が過ぎてから質問をまとめて受けて、回答、また後程ホームページで答えるものもありました。
3歳の子供をもつ男性の方から、港区版ふるさと納税を活用して、こういった施設はつくるべき、また運営していくべきと、設置反対派の参加者が多い中で発言されていました。
3人の子どもをもつ女性の方から、母子生活支援施設について、ここに住む子供たちが、学区内の小学校に通うことになれば、意識の高い人たちが多い中で、かわいそうな思いをされるのではないかという発言がありました。
スーパーも紀伊国屋など高級店しかない場所で買い物するにもお金がかかる。億の投資をして南青山に住んで、地域の学校に通わせているそうです。
質問の中では、今保健所の中にある子ども家庭支援センターで事業を行うべきという発言もありました。
併設される子ども家庭支援センターは子育て支援の区の拠点となります。
児童相談所が東京都から移管されるまで、保健所の中に子ども家庭支援センターを開設しました。
保健所をどこかに移し、児童相談所も設置するのは、逆にお金がかかることになるのではないでしょうか。
今も虐待で苦しんでいる子どもがいます。
子どもの命を守るためにも大切な施設です。