まちに待った港区郷土歴史館が11月1日に白金台にオープンしました。
この郷土歴史館の建物は、港区の歴史的建造物で、内田祥三氏によって設計され、昭和13年に旧公衆衛生院として建設されました。
平成14年に国立保健医療科学院と統合され、埼玉県に移転するまでこの建物は使用されており、その後、平成21年に港区が建物と敷地を取得し、耐震補強やバリアフリーの改修工事を行い、郷土歴史館として開館しました。
11月3日にオープニングセレモニーに参加し、郷土歴史館をみてきました。
原始・古代から現代の港区がわかるように展示されています。
常設展示は3つのテーマにわかれています。
おすすめはコミュニケーションルームです。
縄文土器やクジラの骨格標本をさわることができます。
公衆衛生院の時の講堂や院長室、次長室は当時のままをみることができます。
1階には、統廃合になった学校の資料が展示されている「学校歴史資料展示室」が設置されています。
また、1月27日までは、「港区指定文化財展 -悠久の旅人ー」が開催されています。
この建物は、港区が取得してから、何度か中をみてきました。
初めて建物を見たとき、港区が新しい郷土歴史館の場所を探していたこともあって、この建物こそ、郷土歴史館にいいのではと思い、それを話したところ、賛同する人が多かったのを思い出します。
また、私の所属している区民文教委員会でも、何度も審議をしてきました。
建物を取得してから9年、待ちに待っていた郷土歴史館。
歴史的建造物が郷土歴史館としてうまれかわりました。
古代から未来をつなぐこの郷土歴史館、ぜひ、一度足を運んでみてください。